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青い光の観音様

1月31日
キンギョバツバキの葉
 檀家さんが漬物を漬けて持ってきて下さった樽が空になったので、樽を返しがてら、御供にいただいた最中を届けようと話しているところに、当の檀家さんがサツマイモを持って、墓石に戒名を新たに刻みたいと相談に見えました。
「いま、おばちゃんの話をして、この最中を持って御礼に行こうと、言うとったところ…」
「樽、空になったか、ほんらなもう一遍漬けてきたろか。今の時期しか無いんやから。10キロくらいでええかん」
「それは、ありがとう。嬉しいわ…」
「ところで、おっさんに聞こうと思っとったんやけど、私、このごろおかしなもんを見るんさな。あれは夢か夢やないんか…」
「何をな」
「雨戸を締めよと思ったら、外に青い四角い光が見えて、なんやろな…と思ったんやけど、いったん雨戸を閉めた。気になったのでもう一遍、雨戸をあけてみたらまた見えた。これが10月24日の大念仏に来たあとのこと。そして12月8日に成道会で、墓整備の記念品の時計をもろて、それから夢を見たんやけど、お寺の本堂に、青い色をした、大きな掛け軸がかかっていて、それがずっと長く畳の上まで伸びていて、亀の甲羅のようなものもついていて、これも青い色をしている、お母さんも出てきて、もう一つの軸を伸ばしている…、村の人も来て…なんやかんやというていて…。一体これはなんやろなと思って…」
「あっはっはっ。観音さんや。本堂においで、本堂にあるよ」
「えっ、そんなもんあんのかん」
 実は、本堂には、12月19日、和順幼稚園の発表会で観光文化会館の大ホールの舞台の天井からつるした大観音像がかけてあるのです。二科展画家の小林先生が、青をベースにした観音像を書いてくださいました。それに母親が金色のハスの花をあちらこちらにちりばめる細工を施したのが10月すぎのこと。発表会後、この観音さん、どこにもしまっておけないし、壊すにももったいない…、本堂にかけられないかという母親の願いに、いざ掛けてみると四分の一は下に垂れてしまう。そのため後ろに折り曲げて、本堂の西側に天井からつるしたのが12月21日のことです。
「これや、これを見たんや。ほれ、亀の甲羅のようにもなっとるやろ。青いし。」
「あれっ、これ、前から掛けてあったかな…」
「掛けてなかったよ。この間かけたんやから。そやけど、この観音さんが出てきたんやな。それが見えたんやと思う。仏さんが周りについてくれているんやから、安心、安心。永代供養に始まって、無縁さんと、沢山の功徳を積んできたから、仏さんがどんどんと集まってきてくれているんやと思うよ。よかったなぁ…。なんにも心配いらない。ええことや。」
「そうか、これやったんや」とおばちゃんも驚いて帰って行かれました。
おばちゃんが、寺の本堂のことを夢に見てくれることだけでもありがたいことです。しかも、おばちゃんがいちども見ていない観音さんの色や大きさまで、そしてそれを這いつくばるようにしてアレンジした母親の姿までもが、夢に出てくるとは、不思議としかいえません。信仰の中で感覚が研ぎ澄まされていくようです。


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