朝6時前にトモ君がカブトムシ採りにきました。

8月5日
 今日は8月、最初の断食日、7時半には30分かけてお盆のお参りに出なければなりません。そのあと、9時、10時、11時、11時30分、13時、14時、15時半、17時と初盆参り・中陰参りが入っている一日です。
 夕べ、ブログを書き終えた直後にトモ君から電話がありました。「先生、今晩、カブトムシ、何時に採りますか。明日の朝は何時ですか。もしカブトムシ採ったら、電話下さい。取りに行きます」と。
 「わかったよ、採ったら連絡するからね。」と電話を切ったのです。
 そのトモ君が、朝、カブトムシを探しに境内にやってきたのです。自転車で20分以上かかる距離です。そのときは、夕べの雨がまだ少し、残っている状態でした。そんな雨をついて、トモ君は走ってきたのです。家の人には「寺にいって来る」と言ってでてきたといいます。
 二人で境内の樹を探しましたが見つかりません。雨降ったからだめなんだ…という私に、トモ君はあきらめきれない様子。
 「ようし、歩いて宮川の堤防に行ってみよう。そこにも栃の樹があるから」と出かけました。
何本かを探して、最後の樹で見つけたのです。カブトムシ。でも私の背丈の2倍ほどの高さのところです。とどきません。「よし、登って採ってやる」と一抱えも有る栃の樹のでこぼこを利用して、はだしで登ることにしました。「滑って、落ちて、足でもけがしたら、今日からのお盆が大変なことになるが…」との思いが一瞬頭をよぎったのですが、断食で体が軽くなった私は、なにやら、「樹にも登れる」と思えたのです。足をかけ、ぐっと体を引き上げました。うまくいった、もう一つ…と右足に力を入れて、左足を引き上げたとき、「ゴツン」と、しこたま頭をぶつけてしまいました。「痛い」と思った瞬間です、トモ君の声。
 「あっ、カブトムシが落ちてきた。先生、採った、採った、カブトムシ」と。何が起こったのかと思いきや、上にいたはずのカブトムシが、下に落ちていたのです。不思議、不思議…。
樹に登らずに、カブトムシを採ることができました。
 トモ君の満足そうな顔。朝早く起きて、自転車を走らせて、ここまでやってきたトモ君への仏様のごほうびでした。
 トモ君が帰って、あわてて準備をして、10分遅れで、お盆のお参りに飛び出しました。
一日を終えて、今日もトモ君のことを書こうと思って帰ってきました。
 お葬式もできました。明日、明後日と日程のやりくりをしなければなりません。今日は、断食の日です。早く休んで、明日、早く起きることにしましょう。また、トモ君がやってくるかもしれません。でも、明日は晴れたなら、境内のどこかでカブトムシがとれるでしょう。トモ君、こんどは、一人で探して採ってみてください。 

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