ネパールの村、ベラウジにて

1月7日
 12月20日、私たちはバングランを後にして、昨日の歓迎会に集まってくれた近隣の校長先生から、要請があった「ぜひ、うち村、学校にも寄ってほしい」という要請を受けて、帰路の途中にあるベラウジの村に立ち寄ることになりました。

 聞き取りの後、ベラウジにあるランガリ小学校に、伊勢から、机と椅子5脚の支援金、5000ルピーを手渡しました。

この場所で、12月28日のこのブログ、ネパール報告の最初に書いた、8年前に、13人の心臓手術をした中で、唯一、ただ一人、手術が成功し助かった、13歳の少女。その少女をOKバジさんに会わすために、お母さんと一緒に6時間歩いて、バジさんを探しながら、訪ねて来た青年に出会うことができました。そしてその後の少女の後日談も聞かせてもらいました。今は21歳になって、元気に、結婚もしましたと。

 この青年は学校の運営委員長をしているとのことで、ここで、バジさんに新たな要請がありました。その提案内容は、「ベラウジへの幹線道路となっている車も通れる幅3メートルの道路にある川に、車も通ることのできる橋を架けたい」との提案でした。

 詳しく聞き取っていくと、

「最近完成した3メートルの道路によって、村はとても便利になった。子どもたちは
この道路を通って50名が、中・高校まで通っており、村人はバザールに出かけることができる。ところが、道路を横切っている川があり、雨季以外のときは、歩いてわたることもできるし、車も通ることができるのだが、6月・7月の雨季の時期は根川が増水して、車は通れなくなる。歩いて渡るにも流れが急流であり危険なため、昔の通り、2時間かかって遠回りして学校やバザールに出かけなければならない。ここに車も通ることができる橋を架けることができれば、村はほんとうに助かる。いろいろとあたってみたが、予算はとれなかった。しかし、どのような橋を、どのように架ければよいかについて、専門家に来てもらって現地調査をしてもらい、構想ができた。それを設計図にしてもらい、見積もりもつくってもらっている。その書類は手元には届いていないが、すでにできあがっているので、見てもらうこともできる。全て、作業は、村人皆で出会い労働で行うようにする。なんとか支援をしてもらえないか…」という内容でした。

 その話を聞いて、私たちは少し離れた場所でしたが、現場を見に行くことにしました。川村君が写真に収めてくれました。ここに写真を載せることができるようになれば、後日、アップします。

 道路を横切る川があり、いまは浅くて、石の上を渡れば直ぐに渡れるほどの川です。しかし。山から流れ落ちてくる様子は、雨季になれば急流となり、増水すれば車はもとより、人は危険であることは容易に推測できる谷川でした。ここに幅3メートル、長さ5メートルの橋を石積みをすることによって架けるというのです。私たちもどのように橋を架けることができるのかを想像しながら現地を見て回りました。
 その間に、村人、バジさんは、携帯電話で町の設計を担当をして、すでに見積もりもだしているという技師に電話をかけています。
 いまは、出稼ぎに行った村の人たちが、携帯電話を持ち帰り、電気のない村でも、携帯電話だけは通用するという不思議な現象が起きてきているのがネパールの村です。ですから、バジさんの村歩きも、昔と比べれは、どこにバジさんがいるかは、村人たちが即座に連絡しあってわかるようになり、便利になったのは事実ですが、それだけバジさんを捕まえやすくなりましたから、要請も多くなっているのかもしれません。
 なんと対応した技師は、昔、バジさんが奨学金を出して大学の工学部で勉強することを支援した青年でした。小さいときに小児麻痺を患い、すこし言葉が不自由なのですが、優秀な技師ですとバジさん。
 そして、彼とは、車で移動の途中、昼前に彼の町を通るので会うことができること、すでに見積書と設計図は、明日、私たちが昼食をとるために立ち寄るアレバンジャンの町のお店に、届けて置くように手配したとのことが分かりました。
 私は、そこまで話を聞いて、その見積書と設計図は日本に持ち帰ることができるということを確かめ、その見積もりが、実質16万ルピーの支援があれば、橋が建設できるようになっているとの確実な情報を得て、「この橋の建設について、伊勢に帰り、支援してもらう方を探します。実は、この方に頼みたいと思う心当たりがありますので、支援させていただきます」との結論をバジさんに伝えました。

 8年前、13歳の少女の命を救おうとバシさんを訪ねた青年が、村のリーダー、学校の運営委員長として村や子供たちのことを考え、一つ一つ手続きを踏んで、見通しをもった生活改善の自治を進めている姿に、私も間髪いれずに応えてやりたい…これがご縁というものだ…と思えたからです。

 帰路の途中、見積もりと設計を担当した青年とも会って話をしました。まだまだ若い、小柄な、少し喋りにくい様子でバジさんと交わすやりとりを傍にいて聞かせてもらいました。
 そしてアレバンジャンの店で、見積書とあわせた設計図をいただきました。それは私の手元にあります。

 私のこれからの仕事は、この支援を引受けてやろうといってくださるであろう私が勝手に心当たりのある人がいますからとバジさんに言った方のところに、お話に行かせていただく時間をつくり、お邪魔して、仏様の計らいをいただいて、この支援を実現することにあります。きっと、実現できると思います。そのときには又、報告します。お楽しみに。

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