第83回「辻説法」に立って

1月23日
 今日は、法然上人が1212年に「一枚起請文」をお書きになられた日、「辻説法」もこのことから話を切り出しました。最後の部分の、お釈迦様のお説きになったお経を、全て学んだとしても、この私はひとつの文字さえ理解できない愚かなるものであることをしっかりと自覚して、ただひたすらに仏の救いを求める尼入道のような信仰心を大切にして、「智者のふるまいをせずして、ただいっこうに念仏すべし」。
 この「智者のふるまい」について、自分の見解にとらわれ固執することなく大きな力にまかせ、念仏することにより、大きな力のお育てをいただいていくことが私たちの進むべき道とお話ししました。
 そして中野善英上人の一味誌より、

 「正しい知識と、正しい使い方、これを身につけて、いつも誤りなく、正常に活用していたら、それこそ、者活きし人活きし天地活きる。いのち取りでなく、いのちを吹き込んで、死せるものを立たしめ、動かざるものを飛ばしめる。奇跡でなくて、それが当然の如是相である。神とか仏とか云う言葉は、斯かる姿に対して云うもので、今や是非とも私たちも『仏の姿』に還らねばいかぬ…」

 「物活きし人活し天地活きる」のは、私たちにとって念仏を通しての大きな力をいただくときそれが可能となるのではないか。
 世界の金鉱の二割に当たる小さな金鉱に働く人々は1300万人。そのうちの25万人が子どもだという。ここでは、粉砕した金鉱と水銀を混ぜ合わせ、それを溶かして金をとる作業がおこなわれており、水銀汚染が問題になっているという。子供たちが素手で水銀と金鉱石とを混ぜ合わせているという。
 水俣病が世界に広がっているという現実からの再生は、物・人・天地を皆活す道でなければならない。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

リンク
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる