第111回[辻説法」、「徳」を積むということは…。

8月30日

 28日水曜日の[辻説法」、聞きに来てくれた方は大西さんお一人でした。いつもお念仏をしながら、今日は誰もみえないかもしれない…な、と思います。ならば、ご先祖様に聞いてもらえるように話をしよう、まとめようと思いつつ、お念仏を15分続けています。
 お墓参りにみえる方々は、何人かいます。その方々が、15分足をとめて話をきいてくれる…というまでにはいたっていません。いそがしそうに水を汲んだり、御線香を供えたりして、帰って行かれます。

ギンナン

 最初に、8月13日付でとどいたネパールからの手紙について触れました。垣見一雅さんが20年間、ネパールの村で積み重ねてこられた活動は、まさに「スリッパとして生きること」に徹した生き方でなかったか…。
 今回、心臓病手術で緊急支援をしてくださったみなさんに、ネパールから写真をそえて、お礼と報告の手紙を書いて下さいました。昨晩も支援してくれた教え子の一人が、喜んで、「垣見さんから手紙をいただきました」と電話で伝えてきてくれました。

 中野善英上人は語っておられます…。

 スリッパは廊下で履かれ お手洗いで履かれ 履かれ履かれてスリ減って 捨てられる…
 それでいいじゃないか
 親は子のためにスリッパとなり 師は弟子のためにスリッパとなり 
 スリ減って、底か破れ 死んでゆくだけ それでいいじゃないか
 一生天下の御用を勤めた事が
 身の徳、信の徳、世の徳である


 不平不満を言わず、愚痴をこぼさず、理解されようとも理解されなくとも、我が道を行く。天下の御用…世のため人のために自分のできることを成しゆく人生。ネパールの人達は、垣見さんの20年間の活動に感謝し、それを記念する集まりを来年3月14日、ランプ―ルの町で計画している。村からは2万人を越える人達が、集まることだろうといわれている。もちろん歩いて、キャンプ生活をしながら…。

 私たちの活動が、ネパールでの垣見さんのように受け入れられる日は、将来、来るのか、実現できるのか…。
道は遠くても、それを目指さなければならない。それが垣見さんと出会った理由だと思えます。
辻説法を通して、続けることの大切さや意義を教えられている毎日…。
「仏さまの指し示す道」を「仏のはからい」をいただいて、ひたすらに突き進むのみ…。
「徳」は、自分が得るものではなく、人が与えてくれるもの…。 

スリッパとして生きた後に「世の徳」が残るのではないか…。垣見一雅という人は、ネパールにどんな「徳」を残し続けてきたのだろうか…。中野善英上人は、世にどんな徳をのこしてこられたのだろうか…。

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