困難に直面した時こそ飛躍のチャンスに…

10月4日
 ここ数日間、一家族の子どもたちの将来のために最善の道を求めて、その対応のために走り回っている。まだまだ、一つの扉が開いた程度なのだが、困難に直面したときこそ、だらだらと長く続いた現状を打破し、新しい希望を生み出す決断の時なのだ…と実感している。

 それは私にとっても、いやそれ以上に、当人の子どもたちにとって、いままで考えてもみなかったことを深く考え、自らの将来を自らの考えで選択するまたとないチャンスにして行く…。そのように子ども達に問題を提起すること…これが私たちの務めたと、この一連の対応の中で思えてきた。

ハギの花

 しかし、それにしても何とありがたいことであろうか。今年の5月に高校時代の教え子が、浄土宗の僧侶を目指し、修学・修行道場で学びつつ、鈴鹿に児童自立支援ホームを立ち上げてくれた。自分の家をまるごと提供て…。
 昨日うかがうと、奥様そして20歳になるという娘さんが18歳になる子どもを温かく迎え入れてくれた。
「次女は、こんどカナダに留学することになったの。人のお世話になりながら…。そしたらその代わりにあなたが来てくれた。ゆっくりとここで、自分の道を見つけていけばいいのよ…」と言ってくれた。
 「なんだか、予想もできなかったけれど、予想した以上に、ここに来ることが楽しくなってきた」と子どもは言った。

 「仕事の方は、身体と心と相談しながら、自分にあった、できるものを探していきましょう…」と勧めてくれた。
 
 鈴鹿からもどり、この経過を伊勢市の生活支援課、子ども課に母親と本人が報告した。次の段階は、児童相談所に申請することだとの指導を受けた。母親は「一人では不安、前島先生にも言ってもらう…」と伝えたと生活支援課からの電話。

 「すると児童相談所には、私たちだけで話に行けということですか。そちらからの申請はないのですか」
 「ありません。もちろん、この間の経過は伝えてあります」との話。

 どうしてなのだ…。わからない…。しかし、その対応にかかわっている時間はない。すぐに児童相談所に電話をし、月曜日の1時に母親・本人・私で伺うことに連絡をとりあった。

 「まず、本人が自立支援にあたる子どもかどうかを判断させてもらう調査から入りますので、すぐに申請ができるわけではないのでご了解願います」との電話。
 
 ご了解願いますといわれて、「ハイ」とは言えない。「これまでの経過は報告されているのでしょう。なぜ、時間がかかるというのですか…。急がなければならない。子どもの心が折れてしまわないうちに、背中を押さなければならない。調査や審査で時間をかけるべきではない。困難な時こそ飛躍させるための支援がいるのだ…」と声を荒げる。

 わからない。縦割り行政とはこういうことか…と思えてくる。なぜ、パッ、パッと子ども達の最善の利益のために即決できないのか。スーパー公務員、高野さんの言葉がよぎる。「役人は役に立つ人でなければならない」

 月曜日まで土・日の休みがあることが歯がゆい。

 おとついに私の大学の先輩のお寺の和尚さんにお願いに行った。鈴鹿の山中君の指導もお願いしている尊敬する大先輩だ。すでに住職の法灯を息子さんが受け継いでおられる。

 一連の経過を伝え、経過は、はじめて伝えたのだ…。弟を高校卒業までの1年半、お寺でめんどうをみてもらえないか…と頼んだ。「わかりました。支援しましょう。一人弟子をとったつもりで…。まず息子に話をします。」と。その対応のなんとスッキリしたことか…。

 まだまだ本当に二人が動き出すには、時間と登らなければならない階段がいくつもある。

母親にも言った。「つくってしまった借金を背負って、今日からの生活保護費に借金を上乗せして生きていこうとしたって、また子どもを捨てて家を出るか、死ぬといいだすかしかないだろう。借金のことは置いておいて、今日のの4日から、生活支援課の指導に従って、お金の使い道をきちんとして前に進む。下の子と二人で、生活をたて直す。姉と弟は自立への準備を自分でさせていく。そして肩の荷を少し降ろして、やりなおすこと」と。

 

 
 

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