ニンニク畑で遊んでいくのはカラスでしょうか…。

10月5日

 私たちが「てらこや塾実験農場」と名づけたニンニク畑、いつ来ているのか分からないが、珍現象が起こっている。植え込んだニンニクを引きぬいて、三個、四個と並べてあったり、ぽっかりと空いた穴だけになっている所がある。確かにニンニクが植わっていた痕があるのに…。あたりを見回すと、やっぱり…。ニンニクが転がっている。食べることはしていない…。明らかに遊んでいる。「こんなことをするのは、カラスだろう」とすぐ思ってしまう。まだ現場をみたことはないのだが…。

 北村さんのお孫さんが、一列のマルチを行き来して、すぐに二十個以上のニンニクを拾ってきてくれた。芽が出ているものにはあまり触っていない。たまにちぎられた芽があるものの、それほどの数ではない…。

 丁寧に見直していかなければ、そして対策を練らなければならなくなった。しかし不思議と腹が立たない。
私たちも、「さらにこの畑で遊ぼう…」という気持ちになり、時間が空いて来たら畑に出ていく…。

 権兵さんが種を播けば、あとからカラスがほじくる…のは尾鷲市に入る山村に伝わる民話。まさにその世界だ。

ニンニク畑

 畑にでていって、引き抜かれたニンニクを探し、埋め戻す。「カラカラに乾いていても大丈夫です。ネギ類は強いですから…」と北村さん。すでに根を出して引き抜かれているニンニクは、根まで乾燥してしまっている。「大丈夫です。また新しい根がでてきますから」こうやって、畑を見に来てくれた北村さんと話をしつつ…。

 「私たちはこうやって有機農法でニンニクをつくりましたが、あの『奇跡の林檎』の自然栽培でニンニクつくれませんか。となりの畑は草が生えたまま…。この草の中にもニンニク植えさせてもらったら有機農法と自然栽培のニンニクの違いを確かめることが出来ますよね。同じ条件の中で…」

 「そうですね。やってみる価値はありますね。種はまだ余っていますから…」

 「じゃ、隣の畑も貸してもらえないか話に行ってきます」

 この「隣の畑」というのが、上下の写真です。

 お檀家さんで西山さん。畑を貸してもらえないか…と夜訪ねていくと息子さんが対応してくれた。「仕事が忙しくて草も刈れない。父がやっているときは、イモをつくったりしていたんですが…。いいですよ。父にも話して、お返事します。」と。

 翌日、また訪ねて行った。お父さんが出てこられて、笑いながら「どうぞ、使って下さい」と。そこに息子さんが仕事から戻ってこられた。「今、お寺によってきたところです。いれちがいだったんですね…。どうぞ畑、使って下さい」との返事をいただいた。

 この畑で、自然栽培を行う。まずニンニク。そして一年のサイクルでさまざまな作物を植え込んでいく…。

新しく借りたニンニク畑予定地

 植え込みのときから二回、私たちを助けてくれた畦地さん、私たちが知らない時にも畑に来てくれて、石を拾ったり、草を取ったりしてくれていた…。そして「ようけニンニクが転がっているのは、抜かれたからか…。」と。

 ニンニクの埋め戻し、一つ一つ探してやっていては埒があかないので、端から点検しながら一個一個に土を掛けていく対策に出た北村さんを、畦地さんが助けてくれる。

ボランティアの畦地さん

 北村さんは、私が6時からの勤行を終えて畑に行くと、もう仕事をしておられた。端から全部、マルチの穴、一つ一つ、ニンニク一個、一個、全部、ネジのゆるみをみつけるように点検し、土を掛け直している。その愛情深いこと…。頭が下がる。

 「こんな、いたずら、していくんですね」とちっとも怒っていない。

北村さん

 ひと雨来れば、一気に、まだ芽をだしていないニンニクも、一斉に芽をだしてくるとのことだ。

芽を出しているニンニク

 [自然栽培」の話を聞いた畦地さん、

「そんなら草、ワシが刈ったろか。草刈り機もあるし。草刈るのは立っとるだけや。混合油を買ってきたらええだけや…。」

 「ありがとうございます。この仕事はアルバイトにしますから。草は刈ったままにしておいてもらえばいいです。ゆっくりとやってください。よろしくお願いします」

 一気に有機栽培の畑の対策を完了して、次の実験へと進もう。その前に、これで、少し低くなっている隣の畑と合わせて、排水対策もできる…。大雨の時に畑に水がたまる…、その対策をしておかなければならなかったからだ…。

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