ネパール[村歩き]報告 その② 19日に、ドゥガナベシまで…

10月25日

 19日、早朝、サチコール村に激しく雨が降った。雨はしばらくしてやんだものの、このまま降り続いたら今日の行動はどうしたらよいか…と思わされる雨だった。
 
 10月に行われるネパールの祭り、この期間にはほとんどの人が故郷に戻る。この時も三日間雨が降り続いた。地球上に異常事態がつづいている。三カ月前の大雨では、崖崩れにより道路が寸断されたり、橋が流されたりの災害が発生していた。

 ネパール出発直前に届いたOKバジからの手紙で、今回の「村歩き」の目的の一つに、私たちが支援した道路や橋にも被害があり、その実態を確かめ、対応を考えるという課題もあった。

 19日、サチコール村から山を下りきった川の傍で、バジが9時にまっていてくれる予定になっていた。そこから車に乗って移動する計画だ。

 しかし村に入ってからロスさんの携帯はまったく不通、バジとの連絡が取れていなかった。それはロスさんにとっては不安材料であった。連絡が取れていない以上、どんなことがあっても予定通り山を下らなければならない。

 朝の激しい雨の中で、ずぶ濡れになっても山を下る決心をしていた。私は雨具を持ってきていなかった。

 午前6時半、時間に余裕をもってロスさんの案内で、横井さん、桜井さん、私の4人はサチコール村を出発した。この時には、青空が広がっていた…。

 写真は、ロスを先頭にサチコール村を出るところ。

サチコール村

 今日の予定は、横井さんがサチコール村に建設を予定しているマーがル族工法による円形の家、その見本になる家を見に行くことにある。かなり険しく、雨に濡れた石がスベリ、泥濘となった山道を注意しながら下って行った。最後の所で吊り橋にでる。

つり橋

 この吊り橋を渡っていた時、山の向うから現れて、川を歩いて渡るOKバジの姿が見えた。バジは昨晩チース村に泊まっていた。リンネラハに向かうチースの村人と一緒だった。

 ロスの不安は的中した。車は来ていない。リンネラハからの道が崖崩れで崩壊し、車が入れないという。ここからリンネラハまで、1時間半は歩かなければならない。

 少し休んで、歩きだしたとたん、再び雨が降り出し。雨はどんどん激しくなっていく。山裾の岩や木の下に避難した。通りかかった村人が言った。「そこにいては危険だ。いつ石が落ちてくるかもしれない。」と。つり橋まで戻ろうと引き返した時、田んぼの中に小屋を見つけた。そこに駈け込むと、ちょうど四人が避難できる格好のばしょであった。

 雨の中を私のために、バジは雨具を借りに、片道20分くらいで行ってこれるからと、傘をさして出て行った。
ロスは、雨よやんでくれと大きな声で歌をうたった。雨がこやみになったころ、バジが雨合羽を借りて帰ってきた。
 出かけようと歩きだすと、雨がやんだ。

 リンネラハに到着。サモサを注文して、軽い食事をした。

 車はここで待っていてくれた。運転手の話では、全ての道が寸断されていて、横井さんのめざす目的地には到着できない。四時間かけて遠回りして、ドゥガナベシの川ヲ、車で渡ることができたなら夕方には到着できるという。決断をせまられた。行くか、行かないか。

 横井さんが決断した。「行ってみよう。川が渡れなければしかたがない」と。

 途中、崩れた道を直しているのを手伝ったりしながら、延々と車を走らせた。ついに川に到着した。

 しかし、車は渡れなかった。バイクの青年たちが、バイクを二人で持ちあげながら川を渡っていく。
横井さんと桜井さんとロスさんは、ここから引き返すことになった。サチコールまでは戻れない。あとできいたのだが、運転手の故郷ドリマラ村までもどったという。到着したのは夜の8時を回っていたとのこと。

ドゥガナべシー川を渡る

 この川をバジさんと私は、歩いて渡った。そしてドゥガナベシの町のマッラホテルに宿泊した。バジは、ここで明日からの予定を組み直した。すべての工程をモーターバイクを利用して、回りきるという計画。各地でバジの到着を村人が待っているのだ。

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