百万遍数珠をつくるための古材をいただきました。

2月10日
 昨年末、倉野さん宅の仏壇の発遣供養に伺った。長年、寺世話人であった勘一さんのお宅だ。家を建て替えるという。宮川の堤防に添って焼夷弾が落とされ、この辺の家は、軒並み焼けている。戦後に建てられた家だ。

 ところが使われている木材が古い。尋ねると勘一さんが伊勢の古市の大安旅館の古材を使って建てた家だとのこと。とすれば、何百年たっているかわからないしろもの…。
 
 「壊してしまうなら、この柱や梁、貰えないものか…。創りかけている百万遍数珠の続きをつくりたいと思う」とずうずうしくお願いしたところ、親父が建てた家の柱が寺の数珠に生れ変るなら、親父も喜んでくれるだろうと、二つ返事で了解してくれた。

 そんないきさつがあって、今日、古材が運ばれてきた。なんと勘一さんの息子さんの勘十朗さんが一人で…。

軽トラックに古材と自転車を積んで境内まできた勘十朗さん、自転車でいったん家にもどり、こんどはフォークリフトに乗って再び登場。

倉野さんとフォークリフト

 フォークリフトを使って、軽トラックから古材を降ろしていく。

フォークリフトで梁を下ろすところ

 古材を車庫の隅に積み降ろしていく。

フォークリフトで作業

 こうやって、運んでもらった古材が車庫に納められた。

運び終わった倉野さんの家の梁
 
 勘十朗さんは、再びフォークリフトに乗って家に帰り、自転車で再び境内に戻り、軽トラックに自転車を積んで、帰って行かれた。この作業を全部、一人でこなして…。
 
 さっそくに、連絡をとって、京都に運んでもらい、数珠を創ってもらうことにしたい。いま、本堂にある創りかけの数珠は、伊勢湾台風で宮川に流れ着き、河原に埋もれていた赤樫の大木を、私の晋山式記念に…と掘り出してくれて、創ったもの。個数が足らず、続きを…と願っていたところ、こうやってご縁をいただくことになった。有り難いことである。

 

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