大紀町から中学生が来てくれました。

2月11日

 日曜日にトゥティを案内してくれた村上さんが、中学生の娘さんを連れて「てらこや塾」に来てくれました。
どうぞトゥティから、日本語を勉強することになった経緯や苦労話を聞かせてもらうと参考になるんではないかと、交流をしてもらいました。

大紀町の村上さんの娘さんと

 トゥティは、すぐには「苦労」の意味がわかりませんでした。苦労とは、日本語を勉強して困ったこと、困難たったこと、苦しかったことはなかったですかと聞くと、「そんなことはありませんでした。楽しかったです」といいます。
 「どうして日本語を勉強しようと思ったのですか」と聞くと、少し考えて「日本語はかわいいからです」と応えました。
日本語がかわいい…ということはどういうことをいみしているのでしょうか。
 日本語の音が、耳に響いてくる響きが「かわいい」…おそらく「かわいい」は「美しい」という意味に思います。
日本語は、トゥティにとって、美しく響くと言うことではないかと思います。

  不思議なことです。

 今日は、念仏会、寒い中、高石さんと大西さんが参加、三人でお念仏をはじめました。すぐに身体が温かくなった私は、終わるころには汗びっしょりになってしまう、着込んだのは失敗だった…と思いながら念仏をつづけていました。すると後ろから女の人の念仏の声がしてきました。「だれが来てくれたのだろうか。島田さんかな、とも子さんかな、いや違うな…。他にも男の人の声がする。岡田君かな、山口さんかな…いや違うな。いったい今日は何人来てくれたんだろうか。いつ入ってきたんだろうか…。本堂がロウソクの明かりだけでかなり暗くなっているのに、よく上がってきて、木魚をとって、自分の場所をさだめて、お念仏をはじめてくれたものだ…しかし、それにしてもだれが来てくれたんだろう。高石さんの声も大西さんの声もしているが、それ以外に声が聞こえる。あれ、女の人が出て行ったようだ。帰って行ったのかな。誰だったのだろうか。まあ、終わってから聞いたらわかるからいいか…。おっと、堀江さんも来ているじゃないか。大きな声で念仏をしてくれている。おい、おい、堀江さん。そのテンポはゆっくりすぎるよ。私をひっぱるつもりか…。ここからさいごまでテンポをあげていきたいのに、堀江さんに引っ張られて木魚がおそくなってしまったよ。もどすよ。一、二、三・一、二、三、。あれ、堀江さんやめてしまうの。おいおい、私語をしだすとは、どういうこと。もうすぐ終了の時間だというのに…。
 こうして、今日の一時間を越える念仏会が終わり、みなさんの方に向き直り、お十念をしているときに、啓子が電灯のスイッチを入れてくれました。ところが本堂に座っていたのは、最初の高石さんと大西さんだけ…。
 「ええっ、堀江さんがいなかったの。女の人が念仏していなかったの。他にも誰か念仏していなかった…」と私が聞くと、大西さんは、「後ろから声がするので何べんも振り返った」といいます。
高石さんは、「大西さんの方から、誰かの声がするので、最初は、誰だろうと何度も見ていたが、なんだか怖くなってきて、もう、おっさんの方だけを見てお念仏をしてたんです」と、大西さんと同じ方向を指さして話されました。
 今日は、三人が同時に、「念仏の声」を聞いたのです。
大西さんの99歳で往生されたおばあさんの葬儀を本堂で行ったのが2月1日、その日、一番前でお念仏をしてくれていたのが堀江さん。大西さんは、今晩、お念仏をしながら、なくなったお母さんのことを思いながらお念仏をしていたといいます。お茶の用意をして電灯をともす為に、本堂の廊下を通った啓子も、「あれ、今日は女の人がお念仏に来てくれているのかな。久しぶりに民部さんがきてくれているのかな」と思ったといいます。
 みんなが、なにかの声を聞きとっていたのです。ありがたいことでした。

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