第40回「辻説法」に立って…。

2月8日
 不登校になって、その後、引きこもっていたUさんが、1月の末から三回、そして2月になって月・火・木・金の週四回、予定通りにキキちゃんの勉強を見に来てくれています。学校の宿題をして、算数や国語の漢字プリント、絵本読みをしてから境内で遊ぶキキちゃんも大喜びです。キキちゃんのお友達もときどきいっしょにきて遊んだり勉強したりしています。Uさんもニコニコ笑いながら、楽しそうに子どもたちに寄り添ってくれています。ありがたいことです。
 こうやって、Uさんもまた、キキちゃんたちを支援しながら、子どもたちから元気をもらって、さらに自分の道を歩みだしていってくれることを心から願って生きたいと思います。私たち「てらこや塾」がUさんへの支援に入ったのは7月からです。ベトナムの子どもたちが来日していた際に、少しだけ「てらこや塾」に顔をだしてくれたUさんでしたが、その後ずーっと家にこもっていました。
 その間、私たちにできたことは、Uさん元気になって、又「てらこや塾」に来てくださいと願うことだけでした。そして今、その願いがかなったのです。
 中野善英上人は、「希望に活きよ」とこのように示してくださっています。

「ジャン、ケン、ポン。石、紙、鋏。石は紙に負けるが、鋏には勝つ。紙は鋏には負けるが、石には勝つ。
鋏も、石には負けるが、紙には勝つ。
それぞれ、一つには負けるが、他の一つには勝つ。弱いばかりで無い、必ず一つの勝目強味があるじゃないか。いつも負けづめと限ったものではない。必ず一つは勝味がある。だから歎くことはいらぬ。悲観するものでない。人間には誰にでも、そういう大特徴がある。他の誰にも負けぬ大長所、幸福が封じ込められている。だから此の幸福、此の威力を発揮したら、誰にも負けぬ仕合わせになれる働きが出来る。
 それを、いつも、「負ける」方をばかり見ている。石は紙に負ける。紙は鋏に負ける。鋏は石に負ける…と負ける負けると負ける方をばかり見ているから、それで自分で自分を棄てて、自分が縮み、気が腐って行くのです。負ける方を考えることもいい而し「勝っている」方をも考えよ。
 「私は、こういう点も恵まれている。こういう点も与えられている、こういう点も有難い」と自覚するがいい。
 人間は、過去に与えられたもの、現在に与えられているものだけ位いで悲しんだり、喜んだりしては行かぬ。そんなものは、コレカラ進んでゆく上の土台だ。コレカラ発揮して行く「幸福」の十分の一か、百分の一にしか過ぎぬ」

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